その2 ねぇ先生「あの子」が今どうしているか知っていますか?
前回のお話 → ねぇ先生「あの子」が今どうしているか知っていますか?
その後 3人はどうなったでしょうか
ネイリストになりたかったAちゃんは
悪徳業者を辞めた後 キャバ嬢になりました
ネイルサロンは高卒でないと雇ってもらえないのです
英語が好きなBちゃんは
「高卒の資格はあった方がいい」というアドバイスを受けて通信高校に入り直し バイト代で短期留学を果たし
卒業後は悪徳業者を辞めて エステサロンで働き
お金を貯めて独立し サロンオーナーとなりました
引きこもりだったCちゃんは
スタッフとも お客様ともコミュニケーションが取れない ということでクビになり
それっきり行方はわかりません
ねえ 先生
子ども達が 中学生になること 高校生になることを目標にするのではなく
もっと先の「未来を見る力」をつけてあげることを目標にしてください
子ども達の 20年後 30年後 その先につながる教育をしてください
義務教育の間に 生きる力を身につけるための知恵を教えてください
「あなたの生きる世界は広い」ということを 子ども達に教えてください
そうすれば 例え中卒でも Bちゃんのように 自分で考えて 自分の力で
未来を変えることができるはず
世界は広い
未来は自分で変えられる
でも
そのことを知らない子は
自分が見える範囲が自分の世界の全てだと思ってしまうの
もちろん 何を選択するかは本人
でもね
世界が狭いと その選択肢があることにすら気がつけない子もいるの
Aちゃんだって 本当ならネイリストになる道はあったはず
Cちゃんだってコミュニケーションが取れないなりの働き方があるはず
「どうせ無理」「バカだから無理」
そうやって思わせてきてしまったのは
大人にも責任があるのではないかしら?
「この子は不良」「この子は変わってる」「この子はヘン」
そうやって最初にレッテルを貼るのは大人達
今回は「中卒」にフォーカスしたけれど
中卒がいけないわけではなくて
中卒のメリット デメリット
両方を理解して
その上で 自分がどうなりたいか を選べるようになってほしい
学校は 子どもが選択できるように情報を伝える場所であってほしい
それには先生方もご自身の視野を広くしていただくことが大事
幸い 学校には児童 生徒達の親御さんがいます
いろんな人の生き方 職業のリアルを知ることができるはずです
教員と保護者が協力し合えたら
子ども達の未来が幸せにつながると わたくしは信じています
我が家の子ども達は もう大きくなってしまいましたが
わたくしでよろしければ 喜んで協力いたします
大きくなったからこそ 話せることもあると思います
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