おやつ=お菓子 ではないというお話
以前 育児情報誌のコラムにも載せた
「おやつ」に関するお話
小さいお子さんをお持ちの親御さんが
迷うものの1つが「おやつ」
「うちはおやつはあげていません」
という親御さんもいらっしゃるけれど
おやつはあげて〜!
「おやつはあげていません」という親御さんは「おやつ」というものを勘違いしてらっしゃる方が多いの
おやつ=お菓子 ではありません
なので「おやつをあげていません」ではなくて
「お菓子はあげていません」が正しい言い方ね
本来「おやつ」とは 八つ時(14時)にとる間食のこと
それが 少しずつ変化をしていって
日本では 10時 15時にとる間食を「おやつ」と呼ぶようになったの
そして
幼児期の「おやつ」は実はとても大切
小さい子は 3度の食事だけでは
本当に必要な栄養をとる量が足りない
そのための「捕食」として「おやつ」があるの
なので
おやつ=お菓子
ではないということね
幼児期は 3食では必要な栄養 エネルギーを取れないため
「おやつ」という捕食を取り入れる
捕食というからには お菓子ではないことはおわかりになりますよね
おやつ=小さな食事
と考えるとよいでしょう(*^^*)
ちいさなおにぎり🍙
蒸したサツマイモ🍠
チーズや卵を挟んだサンドイッチ🥪
小魚 などなど
手の込んだものでなくていいの
親御さんの出来る範囲でいいから
お菓子に関しては
3歳まではあえてあげる必要はないと思います
むしろ あげてほしくない
外の世界との交流が広がるにつれ
自然に覚えてしまうお菓子
それまでは わざわざ教える必要はないでしょう
人の味覚が決まってくるのが3〜4歳といわれているので
それまでは 出来る限り お菓子類は覚えない方が
将来的に生活習慣病になる率を避けられる
ジュース類もね
歯磨きの習慣ができるのも3〜4歳あたりから
歯のためにも早い時期にお菓子を食べることは避けておいた方がいい
これは 長年小児歯科に携わってきて実際に感じたこと
我が家の子ども達は4歳までお菓子を食べることはほとんどなかった
甘いもの大好きな子達だけれど
虫歯は1本もない
1〜2歳くらいだと
歯磨きを嫌がる子もいる
きちんと磨けない状態で お菓子を食べさせてしまっていると
どうなるかしら?
どうか
「今」だけを見ないで
お子さんの未来を見てあげて
たかがお菓子
でもね
そのお菓子の与え方ひとつが
お子さんの未来の健康につながるということを 知っておいてほしい
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